その山を見上げて

読書と思考を積み上げていきます。

2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『森が消えれば海も死ぬ』──森林があることで海の生態系がある

たびたび目にする「森林と海の生態系の関係」を知りたいと思い本書を読みました。 昔から漁師たちの間では、魚介類を増やすためには沿岸部の森林「魚つき林」を守ることが大切だという考えが存在していたようです。 今回は『森が消えれば海も死ぬ』を読んで…

『就職氷河期世代』──氷河期世代に対する通説の検証

現代を生きる各世代が生きてきた時代を知る一環として本書を読みました。 学校卒業→就職の時点で躓くこととなってしまった氷河期世代に対する世間の通説を、統計データから見直す本となっています。 ここでは『就職氷河期世代』を読んで、目に留まった要素を…

『平成史講義』──平成を振り返る講義

「平成」の流れを改めて捉え直すため、本書を読みました。 本書では「政治」「経済」「雇用」「メディア」「貧困」など、計10講の平成についての講義が掲載委されていました。 今回は『平成史講義』を読んで、目に留まった要素を整理してみます。 書籍情報 …

『平成金融史』──記録と証言から金融動向を振り返る

改めて「平成」の流れを知るために本書を読みました。 途中からは自分の生きてきた時代でもあるはずですが、「金融」という目線で行くと未知の世界に感じられました。 今回は『平成金融史』を読んで、目に留まった要素を整理してみます。 書籍情報 『平成金…

『教養としての数学史』──「数学」で見た世界史の本

たまには「数学」について知りたくなり、偶然目についた本書を読みました。 難しい解説はほとんど排除されており、主に数学者の人生や社会にもたらした影響などを中心に書かれており、歴史の本としても面白いです。 今回は『教養としての数学史』を読んで、…

『クジラから世界を考える』──見て見ぬふりは許されない”クジラ”を取り巻く情勢

何気なく手に取りましたが、「クジラを取り巻く社会情勢」を知ることができる大変刺激的な本でした。 最近は、世界から日本に対して「捕鯨を取りやめるべき」という声が上がっているというニュースを耳に数ることは多いです。 「なぜそうまでして捕鯨をする…

『脳は世界をどう見ているのか』──新しい脳と古い脳

「人間の認知」や「脳の仕組み」について知りたいと思い本書を読みました。 本書では「脳は座標系で世界を認識する」という視点が提示されています。 また、AIと脳の比較やAIの今後についても言及されており、まさに時代に合った一冊だと思います。 今回は『…

『大量絶滅はなぜ起きるのか』──過去の大量絶滅から学ぶ

生物の「絶滅」は、現代でもかなり叫ばれている問題だと思います。 環境省が発表している資料によれば、1500年以降、人間の活動により少なくとも680種の脊椎動物が絶滅しているとされています。 参考 環境省|生物多様性と生態系サービスに関する地球規模評…

『敗者のゲーム』──”定番”となった投資の本質

「投資」の本としてはで必ずお勧めされる定番の本だと思います。 本書では、すでに定番となった「長期」「インデックスファンドへの投資」といった内容を学ぶことができます。 ここでは『敗者のゲーム』を読んで、目に留まった要素を整理してみます。 書籍情…

『教養としての「ローマ史」の読み方』──超読みやすい”ローマ史”入門書

以前、同じ著者の『教養としての「世界史」の読み方』を読み、とても面白かったので同シリーズの「ローマ史」版も読んでみようかと思いました。 本書では、大枠としてのローマの発展から衰退までの歴史を学ぶことができます。詳細を深掘っていけばキリがテー…

『読書を仕事につなげる技術』──読みかた、選び方、残し方

読書ブログを書いている者の端くれとして、「読書を仕事につなげる」というタイトルは非常に魅力的に感じましたので読んでみました。 読書に関する専門家?の見解を読めるのは大変参考になります。 ここでは『読書を仕事につなげる技術』を読んで、目に留ま…

『幸せになる勇気』──愛と自立

『嫌われる勇気』の完結編ということになっている本です。 本書では『嫌われる勇気』で示された生き方を「続けること」という視点がテーマになっているような気がしました。 ここでは『幸せになる勇気』を読んで、目に留まった要素を整理してみます。 書籍情…

『金利を見れば投資はうまくいく』──3つの金利から景気サイクルを読む

金融系の知識を付けたいと思い本書を読みました。 本書では「金利」を介して経済状況を図ろうという視点が提示されています。 ここでは『金利を見れば投資はうまくいく』を読んで、目に留まった要素を整理してみます。 書籍情報 『改訂版 金利を見れば投資は…

『コンフォートゾーンの作り方』──コンフォートゾーンを逆手に取る

「コンフォートゾーン」について調べる中で本書を読みました。 RAS、アファメーションなど、自己啓発系の動画でよく耳にするような内容が盛沢山の本でした。 本書自体もかなり自己啓発感の強い内容ですが、本当に活かすことができれば人生が変わるような内容…

『DIE WITH ZERO』──アリとキリギリスの中間

至る所でおすすめされているのを目にする本です。 本書では「経験の配当」、「アリとキリギリスの中間」といった考え方が示されています。 新NISAも3年目に入り、投資で増やす、節約して支出を減らすといったことにばかり気が回る人も多いと思いますが、「適…

『遊牧民から見た世界史』──”遊牧民”についていかに無知だったかを知る

「定住」「移動」について調べていくうちに、「ノマド(遊牧民)」という言葉に遭遇しました。そして、その「遊牧民」についての概要を知るべく本書を読みました。 本書では、「遊牧民」という視点から世界史を捉え直そう、という様な考えが提示されており、…

『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』──ストレスへの見方が変わる本

「コンフォートゾーン」について考える過程で「ストレス」という言葉が浮かんだため、本書を読みました。 本書では、タイトルの通り「ストレスへの向き合い方」が提示されています。 ここでは、『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』を読んで、目…

『サイコロジー・オブ・マネー』──経済的自立は「時間」をコントロールするために

最近「経済的自立」について考えることが多く、良くお勧めされている本書を読みました。世間では 価値観が変わる やばい本 みたいに大げさなキャッチコピー(?)が一緒に書かれていることも多いですが、正直そんな突飛な内容ではないと思いました。むしろと…

『続ける思考』──「習慣化」の先、積み上げて見えてくるモノ?

ブログを続けていくうえで「継続」について考えることが増え、その過程で本書を読みました。 本書では「継続が趣味」という著者の考えが展開されています。 ここでは、『「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる! 続ける思考』を読んで、目に留まっ…

『反穀物の人類史』──国家の誕生は”進歩”ではなく”罠”か?

「定住」について考える過程で本書を見つけました。 本書では、大雑把に言うと「狩猟採取→農耕生活への移行は果たして進歩と言えるのか?」という様な考えが展開されていきます。 ここでは、『反穀物の人類史 国家誕生のディープヒストリー』を読んで、気に…

『ノマドワーカーという生き方』──「ノマド」についてもうちょっと語ってほしかったな

「定住」について調査する一環として、一時期話題になった「ノマドワーカー」という人多たちの考え方を知りたく思い、本書を読みました。 ただ、本書ではインターネットでの情報発信で稼ぐ方法が中心であり、世のノマドワーカーが「何を求め、何を評価し、何…

『予想どおりに不合理』──人間の不合理性のパターンを見る

「人間の認知」を考える中で本書を読みました。 本書では、人間が下す判断は時として不合理であり、その不合理さは「予想どおりに不合理である」という考え方を提示してくれます。 また、同時に行動経済学への導入になってくれる本でもありました。 ここでは…