その山を見上げて

読書と思考を積み上げていきます。

『夜、寝る前に読みたい宇宙の話』──宇宙スケールで物事を見る

いままで「人類史」の本を読んできており、たまにはさらに上の「宇宙」の本に目が留まりました。本書では、「宇宙からの視点(ユニバーサルな視点)」から人間を見ようという考え方が提示されています。ここでは、『夜、寝る前に読みたい宇宙の話』を読んで…

『嫌われる勇気』──対話を通じて生き方を考える本

言わずと知れたベストセラーですね。自己啓発本を調べたことのある方なら本書の名前を知らないという方は少ないでしょう。 本書は「アドラー心理学」の本としても有名ですが、心理学の本というより考え方を生かした哲学書のような内容となっていました。 哲…

『生物から見た世界』──「環世界」に生きる生物

生物学の本としてはかなり有名だと思います。 本書では「環世界」という概念を通じて、生物や人間の認知を分析するという考え方が提示されています。これが本書の代名詞的な言葉ですね。 今回は『生物から見た世界』を読んで、目に留まった要素を整理してみ…

『歴史とは何か』──歴史は歴史家の主観がつくる

「歴史を学ぶ人の必読書」とされている本です。 かなりの難書ではありますが、「歴史」の捉え方を考えるうえで避けては通れない本であることは間違いありません。 今回は『歴史とは何か』に挑戦し、この本から何を学べるか考えてみようと思います。 書籍情報…

『銃・病原菌・鉄』──農耕生活からはじまった現代社会

世界的な名著です。 読んだことは無くても名前は知っているという方も多いのではないでしょうか? 本書は書名からはなかなか連蔵しづらい内容ですが、「人類史」に関して、文明の発展度合いに差がある理由、そして 世界が侵略する側とされる側に分かれた要因…

『移動と階級』──移動できることは当たり前じゃない

現代社会における「移動」とはどういった意味をもつでしょうか。 買い物 引っ越し 旅行 様々な移動がありますが、「移動できること」を当たり前に思っている部分も多いのではないかと思います。 本書はそんな我々に新しい視点を提供してくれる本です。 今回…

『アジャイル開発とスクラム』──自律分散組織を作れ

アジャイル開発とは、ソフトウェアを中心に採用されている開発手法でであり、 仕様に優先順位をつけ,上から順に まず短期間で動くものを作る それを繰り返し改良していく という考え方の開発手法です。 これはマイクロソフトはじめ、世界の名だたるIT企業が…

『やりたいことが見つかる世界の果てのカフェ』──自分が人生の作者

ベストセラーとして書店で見かける本です。 私にとっても、最近読んだ本の中で一番心に残った一冊となりました。 今まで読んで来た自己啓発本とは異なり、物語形式で書かれているのもまた、心に入って着やすい要因だったかもしれません。 今回は『やりたいこ…

『とにかく休め!』──休まなきゃ動けない

「休むこと」に罪悪感を持ってしまう人、多いと思います。 まだまだ止まれない まだまだ足りてない 休んだら起き上がれなくなる 置いていかれてしまう こういった思いで頑張り続けているのではないでしょうか。 とはいえ、人間は永遠に動き続ける事はできま…

『頭のいい人が話す前に考えていること』──社会的知性と思考の深さ

とても魅力的なタイトルです。 本ブログは「自分の浅さを埋めるため」に始めています。本書はその目的達成にかなり近づくような手法を提供してくれる本でした。 先に書いてしまうと、私は読んでよかったです。 今回は『頭のいい人が話す前に考えていること』…

『スマホ脳』──現代人の脳を蝕むスマホ

ベストセラーとなった超有名な本です。 スマホにほぼ触れないという人は現代では少数派でしょう。 電子機器に疎い方か 意識的に排除している人か どちらにせよ大多数の人はスマホから多大な影響を受けていることは疑いようのない事実ですよね。そのため、ス…

『ネットで、「女性」に売る』──潜在ニーズと伝える努力

現在マーケティングに関する本を読んでおり、本書が5冊目となります。ブログ運営の参考情報として読み進めています。 マーケティングの世界では「女性に売る」ことについてかなり研究されているようです。その結果から得られた原則であれば、ある種普遍的な…

『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』──ミニマリズムとは「幸せ」の過程

日本人ミニマリストの代表格である佐々木典士さんの著書です。 「ミニマリズム本」の中でもとくに有名ですので、読んだことがある、読もうと思っているという方も多いのではないでしょうか? 今回は『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』を読んで、ミニマリ…

『より少ない生き方』──それは自分の人生をコントロールすること

ミニマリスト 数年前にブームになった言葉ですね。 You Tubeでも「ミニマリスト」「ミニマリズム」「ものを減らす」というような発信をされている方が大勢います。 しかし、ブーム火付け役となった本書を直接読んでいない方もいるのではないでしょうか。やは…

『書評の仕事』──書評の真髄と「書く」こと

前回は『遅読家のための読書術』という本を取り上げました。 bookandthink.com 今回も同じく、年間700冊以上の書評を書いている書評家である印南敦史さんの本となります。 『遅読家のための読書術』は「読む」ことについての本でした。 そして、今回は「書く…

『遅読家のための読書術』──宝物を探す読書をしよう

本書を読んだのは少し前ですが、私の大好きな本です。 「読書」に関する本はたくさんありますが、「遅読家のための」というのは初めて見たように思います。 著者は年間700冊以上の書評を書いているという書評家の方です。当然、最低でも700冊は本を読んでい…

『14歳からの社会学』──著者の人生観と社会学?

今回は「社会学」をテーマにして本を探してみました。 特に内容を調べることなく「14歳からの」というタイトルで「入門用かな?」と思い手に取りましたが、大人の私からしても中々難しい本でした。少なくとも14歳の私であれば最後まで読み切ることができなか…

『ドリルを売るには穴を売れ』──お客様に「価値」を提供すること

マーケティングの入門書として大変有名な本です。 最近私はマーケティングについて調査しており、これで4冊目です。今まで読んできた3冊が、応用編→応用編→古典 という流れだったこともあり、解釈が大変難航しました。 そんな事情もあり、本当に「マーケティ…

『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』──人は自分で思っているより読めていない

「読解力」は誰もが欲しい能力ではないでしょうか。 私も特にブログを始めてから痛感していますが「本当に読解力がない!」という悩みは奥深いです。 同時に、同じ文章を目にしても「深く読める人」と「そうでない人」に分かれる事例を目にしたことがあると…

『サピエンス全史』──人類の歴史を学ぶ意義

超有名な名著中の名著かと思います。 「本を何から読もうか?」と考えてみた場合、文学作品を除けば、真っ先に勧められるであろう一冊ではないでしょうか? 「人類の歴史」という壮大すぎる内容ですので、若干ハードルの高さを感じていたのですが、読み始め…

『マーケティング22の法則』──マーケティング=知覚の戦い

最近「マーケティング」の本を集めています。たしか本書で3冊目のはずです。まだまだこれから積み上げていきたいです。 さて、本書はマーケティング本の古典です。日本語版の初版発行が1994年ということで、時代は大きく動いてはいるものの、現在でも絶版に…

『あっという間に人は死ぬから』──自分でコントロールできる心の領域は?

例によって私は最近まで知らなかったのですが、かなり人気のある本のようですね。 タイトルから見て正統派の「時間術」的な本かと思いましたが、割とそうではなくて「認知」や「自己」について考えさせる哲学的な話の進み方をする本でした。 そういった哲学…

『センスは知識からはじまる』──センスを磨くには

「センス」という言葉は一種の呪いにも近くなっているように思います。 みんな気軽に「センスがいい」「なんかセンスないな」等、「センス」という言葉を使います。 しかし、結局それらは「なんかいいなと思った」、「なんか嫌だな」というような感情を上手…

『本を読む本』──シントピカル読書を獲得する

「読書」について調べたり、学ぼうとした経験のある方であれば、本書の名前くらいは目にしてことがあるでしょう。 『本を読む本』という、ちょっと面白い邦題ですが、内容は極めて真剣かつ高度なものとなっています。 特に、本ブログでも言及したことのある…

『バカロレアの哲学』──フランスの高校生の哲学教育

フランスの高校生は「哲学」が必修科目になっているといいます。 日本の高校ではあくまで社会科科目の一つといった認識でしかなく、哲学教育に力を入れているとはとても言えない状況ですよね。 では、フランスではなぜ「哲学」教育に力を入れているのか?そ…

『教養としての「世界史」の読み方』──歴史との接し方を考える

「世界史」を学びたい欲求がありました。理由としては本書のタイトルにもある通り、「教養として知っておきたい」という思いからです。 しかし、日本で言う「世界史」という言葉は、「日本以外の歴史」ということです。こう言ってしまうと、極めて範囲が大き…

『「原因と結果」の経済学』── "因果関係”と”相関関係”を見分ける

”因果”や”相関”と言って、説明できるでしょうか? 直観的にはわかりますし、言葉としては使ってしまいがちですが、具体的に説明できないことに気づきました。 また、それらを明確に見分け、使い分けることを意識もしていませんでした。 現代の情報化社会では…

『付加価値のつくりかた』から”付加価値”の本質を学びたい

ビジネスの現場に入れが、どのような仕事でも誰かしら「顧客」が存在します。 そうするとやはり、顧客に「”付加価値を提供すべき」という話は、まず間違いなく耳にする機会があるのではないかと思います。 ただ、いったい何をもって”付加価値”とされるのか?…

『12週間の使い方』──締め切りの力!1年は12週間

締め切りが近づかないとやる気が出ないという人も多いと思います。 また、締め切り間近で火事場の馬鹿力を発揮して、危機を乗り切った経験は少なからず誰にもあるのではないでしょうか。 この本は、そんな「締め切り」「ラストスパート」の持つ力を逆手に取…

『世界一流エンジニアの思考法』──エンジニアの視点で思考を見つめなおす

発売当時、結構ネットニュースなどで取り上げられていた本です。 著者の牛尾剛さんは米マイクロソフトのエンジニアとして活躍されている方。 そのような方が、「世界一流エンジニア」と共に働いていく中でたどり着いた思考法ですが、「エンジニア」という文…