「幸せ」というワードに惹かれて、何となく本書を手に取ってみました。
いままでもそれなりに本を読んできたつもりでしたが、「幸せ」という言葉で本を選んだことは無かったかもしれません。(殺伐として読書歴…)
『2時間の使い方の天才』というタイトルからして時間術のような本かと思いましたが、私が想像していたのとは少し違った方向に話が転がっていて面白かったため、取り上げてみたいと思いました。
それでは、どのような時間の使い方をすると良いのか学び、考えていきます。

- 著者
- 今井 孝
- 訳者
- -
- 出版社
- すばる舎
- 発行日
- 2024年06月30日
私的要点
- 1
選択と集中
- 2
24時間のうち2時間だけでも幸福に「素敵な時間」を過ごせれば「良い一日だった」と感じられる
- 3
「幸せ」をご褒美に仕事を組み立て、積み上げていく
所感メモ
「想像していた内容と違った」について
読む前は「最適化した2時間の繰り返しで1日を組み上げる」みたいな内容化と思っていました。しかし、実際には(少なくとも私にとっては)私的要点に書いた通りです。
どちらかというと『エッセンシャル思考』寄りの「選択と集中」を中心とした内容でした。
- 幸せを最大化することを念頭に置き
- 「すべきこと」「やめること」と決め、リソースを集中させる
- そして、自分の人生レベルまで拡張していく
こう書くと、著者は『エッセンシャル思考』的な考え方をして本書を書かれていることがよくわかります。
そのため、私が想像していたような時間術ではなく、思考法について述べられた本でした。というのが読後の感想となりました。
「幸せ」のために
達成感や満足感を嫌うという人は少ないのではないでしょうか。
目標達成のための手段や、夢をかなえるといった内容に触れ続けていると
- とにかくストイックに
- 全責任は自分にある
- 何か犠牲にする必要がある
など、こういった記述ばかりで、それに影響されて自分自身もとても殺伐とした思考になってしまいがちではないでしょうか。
そこで、本書のように達成感や満足感といった自分を喜ばせるものを意識的にスケジュールに組み込んでいけば、”苦しくてつらい”ものになりがちな習慣化の初期段階も乗り越えやすくなり、目標達成のための継続を助けてくれるのではないでしょうか。
確かに、習慣化の文脈でも”報酬”は重要な要素として挙げられますし、そこに着目した本というのもとても面白く、新しい学びを得られると思います。
ある意味では本書も”習慣”の獲得方法を取り扱った本と言えるかもしれません。
この内容をどう生かすか
幸せから逆算
記事タイトルにも書いた通りです。やはり重要なのは、
幸せから逆算して計画を立てる
これになるかと思います。
- 小さく積み上げる
- 成果を見えるようにする
- 魅力的な行動とセットにする
こういった方法により、行動をとりやすくする手法は有名ですよね。
1年→1か月→1週間→1日と分解して、節目ごとに「今日の目標を達成した」「これが終われば○○がある」というように、適度に自分を喜ばせるような計画の立て方をしていくといいでしょう。
私は最近はもう読書自体が報酬になりかけていますので、ここではまだ若干の負荷を感じているブログ執筆を対象として、
- 1日で「達成する」ことができる目標を置く
- 気が乗らないタスクの後に「楽しみにしている本」を読む時間をとる
こういった計画の立て方をして引き続き継続していきたいと思います。
そして、「自分自身が何に幸せを感じるか」についても一度考える時間を設けてみます。
見極めること
『エッセンシャル思考』の記事にて、「見極める」ことの重要性について書きました。
ジャーナリストの目 = 核心を見抜く力 についてです。
これの重要性が本書からも読み取れます。本書の著者は現在充実した日々を送れているといいますが、
それは「幸せ」に焦点を当てて、
- 「幸せ」を構成する核心部分を見極め
- 自身の行動を最適化していった
ことで手に入れたものです。
やはり、この核心を見抜く力はぜひとも身に着けていきたいですね。
そのために私はまず、「ジャーナリスト/ジャーナリズム」についての本を何冊か読んでみたいと思います。
関連する読書メモ
・『エッセンシャル思考』
本書と近い、選択と集中について書かれた名著です。本書はこれを「幸せ」を中心に再構築した本とも言えると思います。
また、記事には先程も触れた「見極める」ことについても書きました。併せて読んでいただけると嬉しいです。
気になった言葉
後日調査したらリンクを追加予定です。
- ジャーナリスト/ジャーナリズム
- 休息
ひとこと
ゆるく優しい(ある意味ブログのような)書き口で書かれた本です。
私も含めてビジネス書を中心に読んでいる方は、普段からキチキチっとした文面に触れることも多いかと思います。
その合間に自分の「幸せ」について考えられる、箸休め的な1冊として読んでも楽しめる本かもしれません。私も読後はちょっと柔らかい気持ちになりました。
記事では一切取り上げていませんが、幸せに対する著者の思いもふんだんに書かれている本です。気になった方は一度読んでみてください。